社員インタビュー

新工場の棒鋼切削ラインの
立ち上げプロジェクトに参画。
大きなやりがいを実感しています。

ソリューション本部 開発部 課長

岩原 貴彦

岩原 貴彦

設立間もない会社だけに、面白い経験がたくさんできそうだと入社を決意。



 私は高専時代からプログラムを書くのが大好きで、将来は自然とITに関わる仕事に就きたいと考えるようになりました。なかでも当社を就職先に選んだのは、若いうちから様々なチャレンジができそうだと感じたから。就職活動をしていたのは2002年度で、この頃は当社が大同特殊鋼から分社して1年しか経っていないタイミングでした。まだ若い会社だけに、面白い経験をたくさん積めそうだと思ったのが、入社を決めた一番の理由ですね。

現在、大同特殊鋼の新工場で新設ラインを立ち上げるプロジェクトチームの一員として、主に設備制御システムの開発を担当しています。大同特殊鋼の製造部門をはじめ、設備保全、基幹システム、設備メーカーなどの担当者と一緒に知恵を絞りながら、棒状にした鉄を削る「新棒鋼切削ライン」のシステムの仕様を作成しています。普段は既存の工場での設備の拡張などの案件が多いのですが、今回、新工場のラインの新設に携わるという貴重な経験ができることから、納期や予算と日々格闘しながらも、大きなやりがいを感じながら仕事に取り組んでいます。





設備制御の課題を解決できた時に味わえる大きな達成感がやりがいに。

棒鋼と呼ばれる鉄の棒を切削する新設ラインの中でも、私が主に担当しているのが設備のシステムとインターフェースに関わる部分の開発です。「こんなパターンで製造してください」という制御パターンの指令を出すシステムで、従来の工場で使われている既存の工程をベースにしながら変更点を整理し、ユーザーと打ち合わせを重ねながら仕様書を作成していきます。この切削ラインの生産量は月産2000~4000トンほどになる予定で、スケールの大きなプロジェクトに携われることが仕事のモチベーションになっています。

私がやりがいを感じるのは、設備制御に対する課題を解決できた時です。以前に担当したある設備は、電極が消耗してきたら掴み替えや継ぎ足しなどの作業が必要で、操業の合間に人間がマニュアル操作で行っていたことから、自動化を図ることになりました。この時、操業の効率性を考え、極力掴み替えを行わない設計にしたのですが、電極の掴み位置によって折損が発生しやすいことが発覚。急遽システムを変更することになったのです。この課題が発生した時には、ユーザーや設備担当者らと一体になり、原因調査や対策を検討しました。そして、早急に原因を突き止め、問題を無事解決できた時には大きな達成感がありましたね。






いざという時に発揮されるチームワークの良さや団結力も当社の強みです。



昔はプログラムに関するスキルを磨くことばかりに意識が向いていましたが、最近では1人でやれる仕事には限界があると痛感することが多くなりました。チームで仕事をするにはどうすればいいか、どうやれば品質を高められるかを意識し、朝のミーティングでも仕事のやり方について頻繁に議論するようにしています。個人のスキルではなく、集団としてどう仕事を進めていくかに視点を向けられるようになったことは、自分の中でも大きな変化ですし、成長を実感している部分です。

当社では、「この分野は○○さんに聞けば分かる」といった専門分野に長けた職人のような方が数多くいます。その一方で、「飲みニケーション」を地で行くような人たちがたくさんいたり、若手社員の間でも、フットサルやBBQなどを楽しむコミュニティが自然とできていたりします。こうして普段からコミュニケーションを取っているからこそ、何かトラブルが発生した時には、抜群のチームワークを発揮して乗り切ることができる。いざという時の団結力の強さも当社の魅力の一つだと思います。

一日の流れ

  • 09:00

    朝のミーティング

    今日の取り組むべき業務の確認や、情報共有などを行います。

  • 10:00

    仕様書のレビュー、スケジュール管理など

    プロジェクトの進捗管理や、仕様書の確認作業などを行います。

  • 12:00

    昼休憩

    工場の食堂で定食に舌鼓。その後は昼寝をして英気を養います。

  • 15:00

    ユーザーや社内、委託先との打ち合わせ

    ユーザーをはじめ関連部署の担当者や協力会社などと打ち合わせをします。

  • 17:00

    翌日の打ち合わせ準備、帰宅

    翌日の打ち合わせ資料などの準備などを済ませ、帰宅します。